8月31日、東京・上野の岩倉高校を会場に、『企業インターンワーク・中高生インターンシップミーティング』が行われました。
この日は、ワークに取り組む生徒たちと、協力企業7社(旭化成、大塚製薬、KDDI、セブン&アイ、日本航空、明治、森永乳業)のみなさんが同じ教室に集合。企業のこと、そこでの仕事について、たくさんの学びが実現しました。
ミーティングは、各社の“会社説明”からスタート。事業内容、理念や社風、行事といった会社の紹介に加えて、そこで働くみなさん個人の仕事の日課、入社のきっかけ、失敗談などもお話しいただきました。
「KDDIでは、社員全員に社是の書かれた“生徒手帳”が配られます。その社是について、各自が朝会でスピーチをするという課題があるんです」(KDDI 寺部さん)
「広報の仕事で何年か経験を積んだ後、せっかくなら好きな製品の広報をしたい!と考えて、ポカリスエットやカロリーメイトが好きだった私は、大塚製薬に転職しました」(大塚製薬 伊達さん)
「新入社員のときに商品開発をしていましたが、全然売れず、大失敗。大きな損害じゃなかったからいいよと寛大に接してもらって救われました」(森永乳業 長井さん)
ネットやテレビ、新聞では知ることのできない、会社とそこで働く人の生き生きとした様子に、生徒たちは興味津々。
続いて、ひとつのテーマでそれぞれが話す“パネルディスカッション”。
「私は、毎朝会社に関係する記事を読むことから仕事をスタートします」「うちはフレックスタイム制なので、勤務時間を自分で調整できるんですよ」というお話に、会社での働き方が見えてきました。
「自分が携わったHPがオープンしたときは大きな達成感がありました」「仕事をしていていちばん嬉しいのは、お客さまに“ありがとう”と言われる瞬間です」と笑顔で語られるエピソードには、仕事のやりがいを垣間見ることができました。
“フリートーク”では、企業ごとにテーブルを囲み、インターン生と企業のみなさんが自由に交流。
「社内ではどのように企業理念を浸透させているんですか?」「社員はどんな待遇なんですか?」と突っ込んだ質問をぶつけるインターン生に、各企業からはひとつひとつ丁寧に答えが返ってきます。企業のみなさんも、インターン生の予想を超えた新鮮な視点や、中高生世代の流行を聞くなど、双方に実り多い時間を過ごすことができました。
最後は、インターン生と企業のみなさんが、今日の体験を振り返ります。
「会社でも文化祭や体育祭があると知り、社会人になっても仕事をがんばりながら人生を楽しめるとわかりました」「インターンとして知っておくべき仕事内容を実感を持って知ることができました」「ネットではわからない会社のことをたくさん聞けてよかったです」というインターン生たち。企業との距離がこの一日でぐっと近づきました。
生徒の熱を間近で感じた企業のみなさんからは、「生徒たちの“働くんだ!”という意思を感じました」(森永乳業 長井さん)、「みんな元気で、仕事に対してもとても積極的でした」(日本航空 山口さん)、「思った以上にみなさんまじめで驚きました」(明治 水落さん)という感想の声が上がりました。
今回の交流をとおして、会社とそこで働く人を身近に感じることができた生徒たち。
将来自分たちが社会に出て働くイメージを描き出すヒントを手に、思い思いの学びを持ち帰りました。
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