社会のニーズを背景とした新学習指導要領では、学校教育の中でいかに「思考力・判断力・表現力」を身につけるかが重要視されています。

そのためには、学校だけでなく家庭や地域、社会全体の協力が必要ですが、なにより、生徒自身のモチベーションが大切です。
教育の役割は、こどもたちに素晴らしい未来への可能性を示し、そのための方法を差し出すことです。十分な機会を与え、実際に力を使ってみるよう支援することです。そのための具体的な手法が「トゥワイス・プラン」です。

トゥワイス・プランの学びは「思考力・判断力・表現力」を育てます

年間をとおして取り組むことのできる学習プログラム「トゥワイス・プラン」は継続的、計画的に学ぶことのできる体系立ったプログラムです。

社会的背景を踏まえ、学校の状況や環境、目的に合わせて取り組みやすいように設計されているため、中学、高校、大学での正規の授業や講座で高い成果を上げています。

このプログラムで学んだ多くの生徒・学生たちは、実施後のアンケートでさまざまな力を身につけることができたと回答しています。

トゥワイス・プランの学習プログラムは、アクティブ・ラーニングによって進める「課題解決型」の学びです。生徒たちが楽しみながら自分の力で解決していける課題を提示し、「解決したい、完成させたい」という意欲を引き出しながら学習を進めていきます。

生徒一人ひとりの多様な学びのために、課題の種類を豊富にご用意しました。

トゥワイス・プランのワークの特長は、学校現場に即した新しい学び方のコツや方法にあります。
実施に際してワークブックとWEB教材、研修があり、はじめての先生方も授業運営しやすいプログラムです。

◎チームで学ぶ、自ら学ぶ
チームづくりを大切にして、「自ら学ぶ」という姿勢を最初につくります。チームメイトと一緒にチーム名や意気込みを考えるうちに、自分自身がその一員として取り組む当事者意識が生まれます。楽しみながら主体的に学ぶ方法です。

◎目的を明確にしてスタート
どのワークにもはじめに「目的」が示されています。とても簡単なことですが、それを音読してスタートするだけで大きな効果が表れます。目的を知り、ゴールを知って、まず自分たちで納得してからはじめることがとても重要です。

◎課題解決という学び方
すべての取り組みが「課題解決」です。作品制作や商品開発、文書や映像作成など、必ず何かを仕上げ、解決します。課題を解決しようとすると、自分に必要なものが自分でわかってきます。そして、自分でわかると自分で何とかしたくなります。

◎体験を重ねて力をつける
ワークはどこを切り取っても「体験、実践」の連続です。そのような一連の流れ、ストーリーが、生徒の気持ちを引っ張っていきます。実社会でもそうであるように、何度も何度も体験を重ねて、本当に使える自分自身の力を身につけていきます。

◎主役はいつも学び手自身
生徒たちは互いに助け合って自分で学んでいきます。先生方は、生徒の学びを促進するファシリテーターです。そのほかにも、企業の人たちやコーディネーター、専門的な知識を持って学習を支援する大人たちは、すべて生徒たちの支援者です。

◎自然であることを大切に
学びのプロセスや環境設定が不自然だと、生徒のモチベーションが上がりません。スモールステップ、繰り返し、外部の力、伝わる喜び、もっともっとと拡大する気持ちなど、学習意欲が自然に湧出・持続・発展するサイクルを大切にしたプログラムです。

実施決定から、オリエンテーションを行い、授業開始。授業でワークに取り組み、学校によっては学園祭や校内の発表会で生徒たちが成果を披露。年度末にはトゥワイス・プランに取り組んだ全国の中学・高校の代表生徒が、学びの成果を発表するトゥワイス・アウォードに参加します。

各プログラムには、ワークブックとインターネットを活用したWEB教材が用意されています。
授業は、ワークブックに沿って進めていくだけで、驚くほどスムーズに運営することが可能です。

年度末には、『トゥワイス・アウォード全国大会』を実施します。その年トゥワイス・プランのワークに取り組んだ中学・高校の代表生徒が一堂に会し、学びの成果を発表。各ワークのグランプリをはじめ、チームワークやプレゼンテーション、アイディア、情熱などさまざまな視点で優秀者を選出、各賞を授与してその栄誉を讃えます。

AWARD（各ワーク）
グランプリ／準グランプリ／企業賞／優秀賞／奨励賞
※賞の名称は年度により変更する場合があります。

• どの教科で取り組まれることが多いですか？

  総合（探究）、情報、LHRの時間が多く、道徳、英語、国語、公民、宗教などでも取り組まれています。また、夏休みの特別講座や部活動で取り組む例もあります。

• 人数は何人から取り組めますか？

  2人から可能です。また、学年全体で同時間に実施するなど、大人数での取り組みも可能です。

• どのくらいの時間が必要ですか？

  1ワーク12コマが基本ですが、6コマでの実施や20コマ以上でじっくり取り組む場合もあり、柔軟な実施が可能です。4コマで実施できる短期集中ワークもあります。

• 対象の学年は何年生ですか？

  中学1年生から高校3年生が対象です。中高で同じワークに取り組んで、合同で発表会を開く学校もあります。（別途大学用プログラムもあり、高大連携での取り組みも可能です）

• どのワークからはじめるのがいいですか？

  ロールモデルの人生を題材にした『人間ドキュメンタリーワーク（LIFE01）』や、自分自身が題材となる『自分史ワーク（LIFE02）』は、課題を自分事としてとらえやすく、はじめに取り組みやすいワークです。

• 1人1台のICT機器がないと実施はできませんか？

  ICT機器がなくても実施は可能です。模造紙などで発表を行ったり、スマートフォンを活用したケースもあります。

• 取り組むために必要な準備はありますか？

  授業スタート前の準備として、担当される先生方に受講いただく事前研修を実施しています。授業はワークブックを進行台本にして、最後まで進めていただけます。

• 年度の途中からでも取り組めますか？

  はい。2学期、3学期からのスタートや学期の途中、長期休業中の講座など、ご希望のタイミング・期間で取り組んでいただけます。

• 実施校はどのような目的ではじめていますか？

  探究学習の実践、総合型・学校推薦型選抜への活用、コース新設に伴う授業の充実、総合（探究）の体系化、教科教育（英語、情報、道徳など）の強化、修学旅行の事前事後学習の充実などの目的で取り組まれています。

• 費用はどのくらいかかりますか？

  ワークによって異なりますが、生徒1人あたり3,000〜4,500円※です。人数が増えたりワークを組み合わせたりすることで費用が安くなる場合もあります。プラン策定の際にお見積もりを提示いたします。（※2020年度現在）

• 課題解決型の授業に慣れてない生徒でも取り組めますか？

  はい。スモールステップで自信をつけながら課題解決に取り組めます。各ワークは自然にグループワークを進められる構成になっています。

• 課題解決型の授業がはじめての教員でも運営できますか？

  はい。ワークブックに沿って授業を進めるだけで、どなたでも授業運営が可能です。また、先生方へのサポートを行っています。

• 授業の講師派遣を依頼することはできますか？

  はい。別途ご相談ください。また、企業人による講演やワークショップなどのコーディネートも行っています。

• 学校オリジナルのプログラムにできますか？

  はい。学校独自の特色ある取り組みとして活用いただけます。ご希望の場合、目的やニーズに最適なプランもご提案いたします。