表現する意欲を大切にしながら、論理的、客観的に文章を書くためのワークです。
まずは、“自分の好きなもの(こと)”をテーマに、チームメイトとコミュニケーションを繰り返しながら、しっかりと自分の伝えたいことを見つけていきます。
よりよく伝える文章にするには、わかりやすく論理を組み立て、背景の調査をして伝える必要があることを実感しながら、自然と論文執筆のコツをつかんでいきます。
最後は、クラスで論文を発表して、みんなからの感想を受け取ります。
【身につく力】
文章作成力、自己表現力、コミュニケーション力、論理的思考力、
情報収集・活用力、情報モラル、プレゼンテーションカ、自己肯定力、進路意識の向上
「論文ワーク」のパンフレットはこちら(PDF)
3~5人のチームを結成し、リーダーを決めて、チーム名や意気込みを考えます。そして、アイスブレイクでひとりずつ「自分の好きなもの」について話し、チームメイトからのコメントをもらいます。
話したことを形式にそって整理してみます。知らない人にもよりよく伝わるように説明を加えて、簡単な論文に仕立てます。書いたものを読み、チームで感想を話し合います。
各自、自分自身が「本当に書きたい!」と思える論文のテーマを決めて、それについて調べていきます。
だいたいの方針が決まったらチームメイトに話し、感想を聞きながらヒントをもらいます。
論文の設計図にあたるプロットをつくります。整理とリサーチを繰り返し、必要なときは仲間にも助けてもらいながら、執筆していきます。
何度も読み返して、自分の文章を見直します。声に出して読む、別の人に聞いてもらうなど、推敲を重ねて完成へ。完成したらチーム内で発表します。さらにクラス、学年で発表会をするのもよいでしょう。全員の投票で“論文グランプリ”を決めます。
これまでのワークを振り返って、チームでディスカッションします。最後はひとりひとりレポートを書いて終了です。