八千代松陰中高の「土曜講座」で取り組まれている、論文執筆のトレーニングをする『論文ワーク』4回目の授業がオンラインで行われました。
最終回となる今回は、チームの代表者が全体で発表し、ここまでの取り組みを振り返りました。
信頼できるデータを探して引用
「ぼくにとってスマホは“人とのつながり”です。その理由は、ソニー生命の調べで、75.2%の人が『友人とのコミュニケーションに役立っている』と回答しているからです」
検索して見つけた大量の資料から、自分の論文に使えて信頼に足るデータを引用し、説得力のある文章を執筆。
リサーチの段階からたくさんの工夫をしました。
論文の書き方を主体的に学習
「データの信憑性や、書く対象についてよく考えてから引用しないといけないということに気づきました」
発表が終わったあとは、論文講座のここまでの取り組みを振り返り、気づいたことをチームメイトとクラスメイトに共有。
教わって気づくのではなく、自分の力で論文を書く上で重要なポイントに気づきました。
“事後アンケート”結果レポート
講座の終了後、探究学習やオンラインでのチーム学習、論文についてのアンケートを取りました。
楽しんでチーム学習に取り組んだ
「チームで楽しんでワークに取り組むことができましたか?」という質問には、参加者全員が「とてもよくできた」「できた」と回答しました。
論文のテーマの「自分の好きなもの」についてチームメイトに共有したりコメントし合うことで、“伝える楽しさ”を感じながら学習に取り組んでいたことがわかります。
また、「チームで役割分担をすることができましたか?」「チームメイトに自分の感想を伝えることができましたか?」という質問には、75%の生徒が「とてもよくできた」「できた」と回答。
講座中のグループワークでは、より魅力的な論文を書くためにリーダーを中心にチームで話し合い、改善のヒントを得ていました。
論文執筆に自信を持てるようになった
「自分の書きたいことを整理して伝えることができましたか?」という質問には、参加者全員が「とてもよくできた」「できた」と回答しました。
論文を書きはじめる前に、チームメイトに書く内容を伝えたり起承転結の形に当てはめることで、自分の書きたいことを整理することができました。
また、「今回の経験を生かしてまた文章を書きたいと思うことができましたか?」という質問にも、参加者全員が「とてもよくできた」「できた」と回答。
「これから長文や論文を書くことがとても楽しみになった」という感想もあり、「書く楽しさ」を実感し、論文を執筆することに自信を持てるようになっていたことがわかります。
「それぞれ好きなものは同じでも、好きなものに対する思い、その人の中でのそれはどんなものなのか、というのはそれぞれ似ていてもやっぱりちょっとずつ違っておもしろいなと思った」
「実際に思っていることを文章にすると、ことばの節々にその人らしさがあっておもしろいなと思ったし、素敵だなと思った」
「チームで発表をし、コメントをし合うことで新たな気づきがあり、チームでの活動の重要性を感じた。論文において、自分の意見を支えるデータは大切だが、データの信憑性や対象はどのようになっているのかなど、よく検討してから用いる必要があるとわかった」
「小論文を書くのが苦手というより嫌いだったけど、嫌いというのは終えてから感じなくなりました」
「これから長文や論文を書くときがとても楽しみになった」
<TWICE PLAN 渡辺>