授業レポート

華頂女子高校『企業インターン』

会社の指令に応えるプレゼン準備として、アンケートに取り組みました。

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授業の時間を使って、学校の近くの知恩院~平安神宮間の路上でアンケートを行います。各チームで事前に用意したアンケート用紙を手に、猛暑の中いざ出発です。

知恩院の前で先生がいくつかの注意事項を伝える傍から、チームごとに思い思いの方面へ向かっていきます。
路肩に停車している大型観光バスの運転手に声を掛け、さっそくアンケートに協力してもらうチームもあれば、見ず知らずの人に声を掛けることに少し戸惑う様子のチームなどさまざまでしたが、下校中の中学生や優しそうな女性など、それぞれ、徐々に声を掛ける相手を見つけ出していました。

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辺りは有名な観光地ですが意外に人通りは少なく、場所を移動しながら道行くカップルなどにも声をかけますが、なかかな思うように応じてくれません。観光客も時間に追われて忙しいようです。
快く協力してくれた人には、学校の授業で行っているアンケートであることや、その目的をきちんと説明していました。記入を終えて「がんばってね」と掛けられた言葉に顔がほころびます。

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海外からの旅行者に一生懸命英語で話しかけているチームもいました。
携帯電話の翻訳機能を使って質問を英訳し、それを次にも使えるようにメモを取ります。元気よく質問する生徒たちに、
外国の青年も終始笑顔で答え、とても楽しいコミュニケーションの場が生まれていました。
その後、このチームは外国人にターゲットを絞り10人以上の旅行者からアンケートを取っていました。

集合場所で先生に、外国人に声をかけたけれど、言葉が通じず困っていたことろに、先にアンケートに答えてくれた大学生が助けてくれて素晴らしい交流ができた、と報告する生徒の笑顔は充実感に輝いていました。

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アンケート実施時間も残り少なくなり、方々に散っていた各チームが集合場所に戻ってきます。みんな暑さと緊張で「疲れた~」と言っていましたが、出会った人々との交流の中でなにかを感じたようでもありました。

あちこちを廻りながらみんなの様子を見ていた先生は、みんなが、相手にしっかりと目的を伝えたり、笑顔で話しかけたり相槌を打ったりと、自然にコミュニケーションをとっていたことに、「事前に教えたりしたわけでもないのに、ちゃんとできるんですね」と感心しきりな様子でした。

この日は一度教室に戻り、次週の内容が伝えられて授業は終了です。
次週は結果を集計し、企業へ報告します。

<TWICE PLAN 織田>