イベント

2017 インターンシップミーティング開催

2017年8月4日、3年目の開催となるキャリア教育イベント『企業インターンワーク・中高生インターンシップミーティング』が行われました。

会場の桐光学園高校には、ワークに取り組むインターンの生徒たちと、協力企業6社 (江崎グリコ、大塚製薬、KDDI、日本航空、明治、森永乳業)のみなさんが集い、“会社”や“働くこと”について共に考えました。

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イベントは、各社の“会社説明”からスタート。
会社が大事にしている理念や普段の仕事など会社にまつわる話のほか、生徒たちが取り組む「指令」についても解説します。

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「ビフィズス菌にはたくさん種類があって、森永乳業独自のものもあります。なので、ビフィズス菌研究所サイトなどを参考に研究してみてください」(森永乳業 長井さん)
「お客さまの課題をもとに“トイレソリューション”という新しいプロジェクトを立ち上げています。みなさんも自分たちがやりたいと思うことをベースにして、新しい発想で企画を考えてほしいです」(KDDI 海崎さん)
そうした企業活動の事例や「指令」遂行のヒントを、熱心にメモする生徒たち。

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“質疑応答”では、積極的に質問の手が上がります。

「大塚製薬の商品の魅力は何ですか?」という問いに、「”市場を創造すること”、つまり、新しい価値を提供してマーケットをつくることが魅力だと思います。みなさんもこれまで世の中になかったという視点を持って企画を練ってみてくださいね」と答える大塚製薬の車谷さん。

質問することで会社についての理解を深め、インターンとしてどのように仕事に取り組むべきなのか、具体的な視点を得ていました。

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続く“パネルディスカッション”で、企業のみなさんに、日常の仕事の様子をざっくばらんにお話しいただきました。

「客室乗務員の仕事はチームでしかできません。お客さまを怒らせるような大きな失敗をしてしまった時、チームで乗り越えることができたのが教訓として残っています」(日本航空 小森さん)
「入社当時に起きた阪神大震災の被災地での『熟カレー』の炊き出しがたいへん喜ばれたことが印象的でした。食品メーカーはそういう時にこそ笑顔を生み出せるように日々準備をしていくべきだと思いました」(江崎グリコ 田中さん)
そんな、経験が詰まったエピソードに触れた生徒たちは、企業のみなさんの仕事に対する深い考えや向き合い方を感じ取りました。

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「1日のスケジュールはどのようですか?」「商品表示のチェック委員会はいつやるんですか?」「同業他社へのライバル意識はありますか?」。
企業ごとにインターン生と企業の方が交流する“フリートーク”では、さらに突っ込んだ質問が飛び出し、企業のみなさんもていねいに答えていきます。互いの熱意が呼応する、ぎゅっと充実した時間を楽しみました。

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最後に、この日の体験を“振り返り”ます。

「普段なかなか聞けない仕事のことを詳しく知ることができました」「企業の活動や理念についてよく知れたし、どの会社も世の中をよりよくするために活動をしていることが伝わってきました」「話の中からたくさんのヒントをもらいました。この指令を出した企業の意図がよくわかったので、その解決に向けて取り組みたいと思いました」「将来の姿は漠然としていたけど、今日のお話で自分が働く姿をなんとなくイメージできました。これからの進路選択にも生かしていきたいです」
インターン生として実感したことから、企業で働くことを身近に感じていました。

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「日本は熱意あふれる社員が6%以下。世界的に見てもとても低いんです。みなさんのように企業をしっかり研究して、自分のやりたい仕事を調べていくことは大切です。疑問や悩みにはこれからも答えていきます。ぜひがんばってください!」(江崎グリコ 田中さん)
「真剣に話を聞いていてくれたことに感銘を受けました。この機会で経験したことを生かしてもらえると嬉しいです」(明治 水落さん)
企業のみなさんは、心の込もったメッセージで生徒たちを激励。

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インターン生と企業のみなさんが、互いに呼応しながら真剣に語り合った今回のミーティング。
“会社”や“働くこと”をより身近に捉えた生徒たちと、その真摯な姿勢に力をもらった企業のみなさん、それぞれに気づきと学びを得て、この会を終了しました。