2016年度から参加が決まったセブン&アイ。
これから約1年間、中高生が取り組んでいく課題を決める打ち合わせをしました。
中高生インターンを受け入れるのは、CSR統括部の槐さん。
CSR統括部が今、注力していることについて伺うと、「フェアトレード」や「エシカル」が大きな課題になっているそうです。
「セブン-イレブンのコーヒーは、累計で8億杯売れたことがニュースで大きく取り上げられました。そのコーヒーを”フェアトレード”で提供したいというのはもちろんなのですが、その規模が大きいだけに、値段を上げるという判断はそう簡単なものではないんです」。
「でも、コーヒーカップに間伐材を使ったり、お弁当はフルラップをやめたりと、できるところで環境に配慮しています。エコマークを探すと案外たくさんついてるんですよ」という槐さん。
「とはいえ、まだまだ課題はたくさんあるので、それを調べてみるのは勉強になるかもしれません」と、中高生がどこに注目すると発見がありそうか、一つひとつ丁寧に考えられていました。
一方で、会社全体のこれからの課題についてもお聞きしました。
「セブン&アイという会社は、コンビニやスーパー、デパートといったサービスで、日常の食卓からハレの日まで、つねにお客さまの身近にいる会社です。目立たないですが大切な役割を担っていて、子供からお年寄りまで、カバーできるシーンを広げていこうとしています」
「例えば、銀行や郵便はもちろん、高齢者の見守りネットワークや、赤ちゃん本舗、住民票の発行、自分で買い物に行けない人のためにネットショッピングを展開しており、今やまちのインフラとしての機能を備えつつあります」
社会での役割を増やしているセブン&アイについて、中高生に伝えたいことをお話しいただきました。
「区役所の支所や交番は今どんどん減っています。それを増やすにはみんなの税金が必要ですが、それをセブン&アイが代わりにできたら社会貢献になると思います」
「セブン&アイとしての仕事がそのまま社会への貢献になるのが理想です。震災の時も、物資を送るのもいいかもしれないけれど、いちばん優先したのはセブンがいちはやくふつうに戻ることでした。当たり前かもしれませんが、それがセブン&アイのできるいちばんの貢献だと思ってやっています」
「これからの社会を生きていく若者たちにとって、どんなセブン&アイのお店があったらもっと豊かに暮らせるようになるか、中高生の新しい発想で考えてみて欲しいです」と、中高生に出す課題に込める思いを力強く伝えていただきました。