授業レポート

華頂女子高校『人間ドキュメンタリー』

パソコン教室にはすでに、今週土曜日の発表会本番に向けて、作品づくりに取り組んでいるチームが多数ありました。

先生から、各チームが本日すべきこと、読みあわせ、役割分担をしましょう、とスクリーンで伝えられます。

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パワーポイントの動作確認をしながら、原稿を読み合っているチーム。
仲間と話しながら、もっと作品を深めていこうとしているチームと様々です。

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ココ・シャネルを調べている2年生のチームは、「とにかくインターネットでいっぱい彼女のことを調べた。情報が多すぎて、どこを切りだすかチームで考えて絞るのが大変だった」と言っていました。
さらに他のメンバーも「調べても分からないところは、自分達で想像して物語を作った。私たちの作品にはフィクションが入っています」と言い、「でも大河ドラマでも結構ウソ多いもんな、だからいいねん。無いものを自分達で創造する。これこそ、クリエイティブやから」と盛り上がっています。

各チーム前に出て、パワーポイントをスクリーンに映し出しリハーサルをします。

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モノクロと赤で統一されたデザインで綺麗に作っていたオードリー・ヘップバーンのチーム。あらためて見ると寂しい印象があったので、デザイン面を改良しています。
リハーサル後、「パワーポイントの画面に情報が多いと見にくくなるので、分けた方がいい」と気付いて修正する津田梅子チーム。
どのチームもリハーサル後も仲間と話し合い、作品のブラッシュアップを重ねていました。

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3年生も土曜日に向けて集中して取り組んでいます。

ココ・シャネルのチームは、人生をただ綴るのだけでなく、自分たちが興味のあるシャネルの香水について調べ、「香水の使い方をみんなに伝えよう」と自分たちならではの要素を入れようとしていました。

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佐藤初女チームは彼女の本を読みながら作品を作っています。書いてある内容が結構むずかしいとのことでしたが、「この人の言葉は優しいんやなあ」と、佐藤さんのことばを作品の中で紹介しようとしていました。

 

作品の目途がついて、空いた時間にファッションデザイン専門学校のホームページを見ている生徒もいました。服のパタンナーという仕事に興味を持っているそうです。「ただ、自分はおおざっぱだから、パタンナーになれるかなあ」と言いながら、自分の人生のことを考えていました。

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チャイムが鳴り、「今日はかなり私たちがんばった!」という生徒や、先生に「綺麗に作品が出来てるやん」と言われ、「私もやればできるんやなあ」と自画自賛して、とても充実した表情を浮かべている生徒もいました。

土曜日の本番まで放課後残りたいというチームもあるようです。

先生は授業後に、「全員が仲間と協力して取り組んでいた。生徒たちはやればできるんですよね。毎回、本番前になると生徒たち自身もそのことに気付いてくる。土曜日の発表が楽しみです」とおっしゃっていました。

授業終了後、昨年「カンパニー」のワークに取り組んでいた、高校1年生の生徒たちとばったり会いました。
「あの時間はとても楽しかった。またやりたいな」と言ってくれたのが、とても嬉しかったです。

<TWICE PLAN 西崎>