2018年8月6日(月)、TWICE PLANの各ワークに取り組む生徒のみなさんを対象とした特別講座 『TWICE PLAN サマー・スクール2018』が行われました。
当日のダイジェスト映像はこちらです。
TWICE PLAN サマー・スクールは、トゥワイス・プランのワークに取り組んでいる、またはこれから取り組む生徒のみなさんが、普段の授業はもちろん、実社会で使える力や身の回りの課題を解決するヒントを見つけるための講座です。
会場となった明治大学付属明治高校(東京都)には、生徒、先生方、協力企業のみなさん、ご観覧の方々併わせて200名が集まりました。また、明治大学付属明治高校の12名の生徒のみなさんがスタッフとして運営に携わりました。
13時、開会式がスタート。
ガイダンスの後、一斉に各講座の教室に向かいます。
企業の方から仕事についてお話を聞く『“企業インターン”講座』、実践的なスキルを学ぶ『プレゼンテーション講座』『スライドデザイン講座』『リーダーシップ講座』から、好きな講座を自由に選んで受講。
『質問・相談コーナー』では、ワークに取り組む中で疑問に思ったことや困ったこと、知りたいことを質問して、解決策を探りました。
『プレゼンテーション講座』
姿勢や視線、話し方のテクニックを実践しながら、聞き手を魅了するためのコツを学ぶ『プレゼンテーション講座』。
講義を聞いたあとはグループワーク。他校生とチームを組んだグループもありましたが、プレゼンの練習をするうちに笑顔が増え、表現力もどんどん発揮されていきました。
「立ち方や伝え方について、基礎的なことがとても大切だとわかりました」
「実例を見ることで、何がよくて何がわるいかがとてもわかりやすくて、参考にしようと思いました」
「もっと魅力的なプレゼンにしていくための知識をたくさん学ぶことができました。これから人に伝えるとき、魅力的に楽しく丁寧に伝えられるようにしたいです」
“今日の学びをチームに持ち帰って伝えたい” というリーダー、サブリーダーのみなさんからの感想もたくさんありました。
『スライドデザイン講座』
『スライドデザイン講座』では、スライドづくりの考え方から、文字や配置といった具体的な技術まで、効果的に伝えるスライド作成のコツを学びました。
「“これはやってはいけない” という点を知ることができ、スライドの改善の仕方がわかりました」
「大きさ、色など、さまざまなことに注意してスライドをつくることで、見る人が理解を深めやすくなるということがわかりました」
「実用的で普段から使えるデザインについて知ることができた!今回の講座でポイントがはっきりしたので、今後に活かしていけると思いました」
講座内のワークでは、さっそく学んだコツを駆使して、プレゼンスライドの構成を手書きで作成。
テーマは同じでもひとりひとり違う個性的なスライドを、チームで楽しく共有しました。
『リーダーシップ講座』
生徒たちの身近なところで「リーダー」と呼ばれている人物やキャラクターを題材に、「リーダーシップとは何か」を考えた『リーダーシップ講座』。
「今までリーダーシップについて持っていたイメージや考えが変わりました。自分の新たな可能性やイメージが見出せました」
「自分の強みと弱みを知って、チームのメンバーのこともよく知っている人がいいリーダーであり、誰もがリーダーになれると思いました」
「自分が理想としていたリーダー像と周りから求められるリーダー像は違うことがわかった。いいリーダーになれるよう意識していきたいです」
チームの力を引き出すための“リーダーの在り方”や“自分に合ったやり方”を考えるきっかけを得ていました。
『“企業インターン”講座』
『“企業インターン”講座』には、TWICE PLAN 『企業インターンワーク』の協力企業である、江崎グリコ、大塚製薬、キユーピー、KDDI、日本航空、明治、森永乳業、ローソンのみなさんが登壇。
企業理念や働き方などの会社にまつわるお話と、生徒たちが“インターン”として取り組む企業からの「指令」についての解説を聞きました。
「これらの製品を取り扱うことによってお客さまの生活を支えていく。そんな企業になることを目指しています」(KDDI 八木美冴さん)
「この指令では、例えば、自分のおじいちゃんおばあちゃんがどんな健康上の問題があるのか、そして、シールド乳酸菌を使ったどんな商品があれば、その問題を解決できるかを考えてみてください」(森永乳業 長井聡子さん)
話を聞き漏らすまいと、生徒のみなさんが一生懸命にメモを取る姿が多く見られました。
グループワークでは、他校の生徒たちと積極的に対話をし、そこでも新しい学びが生まれていました。
各講座での“質疑応答”の時間には、積極的に手が上がりました。
生徒たちはいままさに迷っている点や取り組みで気になっていたことを質問。
「自分はサブリーダーなのですが、チームでどう振る舞えばいいのでしょうか?」
「この商品には、他にはどのような効果がありますか?アイディアが出なくて困っていまして・・」
「プレゼンの準備で自分たちの言いたいことがまとまらないんですが、どうすればまとまりますか?」
各自が主体的に質問をすることで、実践的な答えを持ち帰りました。
最後は、全員でこの日の体験の振り返り。
「自分が思っている以上に、企業は消費者のために何ができるか考えていることがわかってよかったです!」
「企業インターンワークだけでなく、大学・社会人になっても役に立つ講座で楽しかったです」
「自分に何が必要で、チームとして何をしなければいけないのかわかりました。今日学んだこと、リサーチしたことを踏まえて、チームで課題に取り組んでいこうと思います」
先生方と協力企業のみなさんからも感想をいただきました。
「生徒たちのために数多くの大人たちがこういう1日をつくってくださって本当に感謝しています。この半日で、生徒たちはなかなか得られない経験をしたので、今後チームビルディングやプレゼンに生かしていってほしいと思っています」(先生)
「講座外の休憩時間にも、生徒が企業の方と数十分にわたって話し込んでいました。生徒にとって大変貴重な時間になりました」(先生)
「生徒のみなさんがたくさん質問してくれました。“指令”を進める上で、商品やサービスのどのポイントで迷うのか、どこでつまづいているのかがわかり、サポートできました」(企業)
「クラスや学校単位での勉強しか知らなかったので、今回複数の学校の生徒同士が初めて会って、すぐに打ち解けて学び合っていたのが印象的でした」(企業)
「社会につながる学びへの生徒たちの積極的な姿勢に触れて、大変感動しました」(企業)
今日の講座で学んだことは自分にとってどういう意味を持つのか、夏休み明けの取り組みに活かせることは何か、社会ではどのようなことが求められているのか、各自が気づいたことを発表。拍手で会が終了しました。
『TWICE PLAN サマー・スクール2018』に参加した生徒のみなさん、おつかれさまでした。
先生方、協力企業のみなさま、ご来場くださったみなさま、本当にありがとうございました。
会場提供およびこの会の運営にご協力いただきました明治大学付属明治高等学校の先生方、スタッフとして運営に参加してくれた生徒のみなさんに、心より感謝申し上げます。
TWICE PLAN