広島翔洋高校で、中高教員向け研修プログラム『ティーチャーズ・トレーニング』が行われました。
これからの社会や新入試に向けて、全教員が「生徒が主体的に学べる授業」についての理解を深めて実践のヒントを得る。
そんな目的のもと、30名の教員が講義とワークに取り組みました。
「生徒たちだけではできないのでは・・?」という考えを変えるきっかけに
3日間に渡って、“主体性”の本来の意味や、授業実践のポイントなど、
“生徒が主体的に学べる授業”についての講義を受けました。
「これまで生徒の取り組みに対して少なからず口を出してしまっていたことに気づきました」
「『生徒たちだけではできないのでは・・?』という考えを変えるきっかけになりました。もっと生徒への愛情と情熱を持てるようにしたいです」
生徒を主役にし、生徒が主体的に学べるような環境を整えてあげることが先生の役割であるという話に、多くの先生の共感の声がありめした。
教員間の教育への想いや方向性を共有できたことが一番の収穫
今回のプログラムは講義+ワークの2段構成で実施。
ワークとして取り組んだのは、中学高校の授業でも実際に取り組まれている課題解決(PBL)型学習の『自分史ワーク』でした。
チーム内でのディスカッションをとおして、自分の過去を題材にした自分物語を制作。
制作の過程では、自分がどういう過去を歩んできたのか、どういう想いで教員になったのかなどについて、教員同士で時間をかけて話し合いました。
「日頃、一緒になって考える機会がなく、職員間のいろいろな教育への想いや方向性を共有することができたことが、一番の収穫でした」
「『できるかできないかではなく、やるしかない』という同僚のことばが胸に響きました。教員全体が忙殺されている状況で、今後の教育改革への意識の共有という面では、非常に有意義な時間になりました」
研修後のアンケートでは、90%以上の先生が「とてもためになった」、「ためになった」と回答。
その他にも以下のような感想が上がりました。
「すべてを今すぐ改善することは難しいと感じるが、少しずつでも今回学んだことを取り入れて自分の授業を改善していきます」
「授業準備も含めて自身を見直して考査明けの授業から取り組んでいきたい」
「今回学んだことは3学期からチャレンジする予定ですが、まだ悩みもあります。もっと学んでいきたいです」
今回学んだことを少しずつでも実践しようとする、あるいは、もっと「生徒が主体的に学べる授業」を学ぼうとする姿勢が現れた感想が多く、生徒によい学びを提供したいという先生方の強い想いを感じました。
<TWICE PLAN 西崎>
『TWICE PLAN ティーチャーズ・トレーニング』公式サイト
過去のティーチャーズ・トレーニング
・千葉英和高校