潤徳女子高等学校で、中高教員向け研修プログラム『TWICE PLAN ティーチャーズ・トレーニング』 が行われました。
2020年からの大学入試に採用される「ポートフォリオ」の対策として、ポートフォリオの取り組みとはどのようなことなのかを知り、実践をするための準備として、全教員51名が参加されました。
5時間にわたる研修は、講義とワークの2段構成。座学で学んだ知識を、実際にポートフォリオをつくる過程を体験しながら、実感として理解していきます。
講義のパートでは、ポートフォリオの取り組みの目的やポイント、先生方の役割などが、事例とともに解説されます。
先生方はメモを取りながら、聞き漏らすまいという様子で真剣に耳を傾けていらっしゃいました。
「普段の教科で教えている“学び”とも共通する部分があり、興味深かったです」
「主体的に生徒が取り組めるような環境づくりのやり方を知ることができました。今までグループワークがうまくいったり、いかなかったりした原因や、“指導”ではなく“環境づくり”が大切だということがわかりました」
受講後のアンケートには、そんな感想が寄せられていました。
次のワークのパートでは、課題解決型学習(PBL)によるポートフォリオづくりを体験します。
高校生の立場になって授業を受ける模擬授業形式のワークで、先生方はすぐに生徒になりきったように無邪気にポートフォリオづくりに集中。あちこちのグループから笑い声や、楽しそうな会話が聞こえ、とても盛り上がりました。
アンケートにも、先生方のさまざまな気づきが綴られていました。
「実際にポートフォリオを作成することで、作業する中で注意する点、生徒が困る点や勘違いしてしまう点など、具体的なポイントを知れたのがよかったです」
「進路学習の一環とすると、どうも堅苦しくなり、生徒は難しく捉えてしまいがち。しかし、今日みたいなグループワークを取り入れると、生徒たちは気楽に将来のことを考えられていいのではないかと思いました」
「ポートフォリオは、ただ活動の記録を書けばいいものだと思っていましたが、実際にやってみて、将来につながる自己分析になる大切なものということを実感できました。このように自分を見つめ直し、自分を発信していく場はとても必要だと思います」
研修に参加された先生方のアンケートでは、“「ポートフォリオ」の取り組みに必要なこと”、また、“教員の役割について理解することができたか”という質問に対して、約9割の先生方が「とてもよくできた」「よくできた」と回答。「実際に自分たちが授業を受けたことで、生徒に授業をするイメージできた」という感想が多く、模擬授業での体験が、これまでのご経験や重ねられてきた知識をつなぎ、先生方それぞれにとっての理解を深めていたことがわかりました。
Q.研修はどうでしたか?
Q. 「ポートフォリオ」の取り組みに必要なことを理解することができましたか?
Q.「ポートフォリオ」の取り組みにおける先生の役割について理解することができましたか?
研修で特に印象に残ったこと、学びになったことはなんですか?
「時間が短く、あっという間に感じた」という声も見られたように、先生方は終始一貫して高い集中力で研修に臨まれていました。
『ティーチャーズ・トレーニング』へのご参加、ありがとうございました。
『ティーチャーズ・トレーニング』の詳細はこちらをご覧ください:
『TWICE PLAN ティーチャーズ・トレーニング』公式サイト